星空観測

北斗七星の見つけ方|ひしゃくの形で北の空ですぐ探せる

更新: 宮沢 拓海

北斗七星は、北の空に並ぶ7つの明るい星でできた、おおぐま座の一部として知られるひしゃく形の星の並びです。
筆者がプラネタリウム施設で初心者向け観望会を担当していた頃も、まず最初に教えていたのはこの北斗七星でした。
望遠鏡も双眼鏡もいりませんし、空が見える場所なら今夜から探せるので、星空は思ったより身近だと感じられるはずです。
器の4つ星と柄の3つ星で形をつかみ、北を向いて暗い空に目を慣らせば、北極星や春の大曲線へ星をたどる入口にもなります。

北斗七星とは?ひしゃく形に並ぶ7つの星

北斗七星は、北の空にひしゃく(柄杓)の形で並ぶ7つの星の集まりです。
明るさが約1.8等から3.3等で、大半が2等星クラスなので、市街地でも肉眼で見つけやすく、初心者が最初に覚える星の並びとして扱いやすい存在だといえます。
空で「何を探すのか」を先に知っておくと、星座名だけを覚えるよりずっと迷いにくくなります。

そもそも北斗七星は星座ではない

北斗七星の正体は、おおぐま座という大きな星座の腰からしっぽにあたる一部分です。
つまり北斗七星そのものは星座ではなく、星が目立つかたちで並んだアステリズム、つまり星の並びです。
この区別を押さえておくと、星座図鑑でおおぐま座を探すときに「星座名と形の名前が別なのだ」と整理しやすくなります。
北の空で見えているのは、星座の全部ではなく、その中でも特に覚えやすい輪郭だけだと思うと理解が早いでしょう。

ひしゃく(柄杓)の形と7つの星の明るさ

形で見ると、北斗七星は水をくむひしゃくそのものです。
器にあたる台形の4つ星と、そこから伸びる柄の3つ星でできていて、この2つの塊として覚えると一気に見分けやすくなります。
観望会で「鍋やフライパンの形を探してみてください」と声をかけると、星座名を先に伝えるより反応が早かったことが何度もありました。
晩春の観望会で空高くに昇った北斗七星を指したとき、初参加の親子が「あれだ!」とすぐに声を上げた場面もあります。
明るさと形が直感に結びつくからこそ、最初の目印として強いのです。

7つの星は約1.8等から3.3等で、見た目の明るさに幅はあるものの、全体としては十分に見つけやすい並びです。
腕を伸ばした手のひらおよそ2つ分、約25〜30度に広がるので、空の一角にまとまって見えるのも手がかりになります。
道具の形として記憶し、明るい星のまとまりとして確認する。
この2段構えが、北斗七星を覚える近道になります。

1年中ほぼ見える『沈まない星』という特徴

北斗七星は北極星に近いため、本州付近では秋の宵をのぞけば地平線に沈まず、ほぼ1年中見られる周極星です。
見つけたいときに毎回やり直さなくてよいのは、初心者にとってかなり心強い条件でしょう。
早春は北東、晩春は真北の高い空、夏は北西、秋の宵は北の低空と、北極星のまわりを回るように位置が変わるので、見失ったら方角と季節、時刻を見直すと探しやすくなります。
北の空に常駐している感覚をつかめると、星空観察の入口として親しみやすくなります。

『北斗』という名も、形の理解を助けてくれます。
中国由来の呼び名で、『斗』はひしゃくの意味です。
名前と姿がそのまま結びついているので、言葉を覚えることが形の記憶にもつながり、夜空で見たときに思い出しやすくなります。
北の空でひしゃく形を探す、という一つのイメージにまとめておくとよいでしょう。

まず北の空を向く|方角と見る時間の決め方

北斗七星を探す前に、まず北の空を正しく向けているかを固めておくと、見つからない原因を最初に潰せます。
方位磁石がなくてもスマホの標準コンパスアプリで十分で、北極星の位置は観測地の緯度とほぼ同じ高度が目安です。
東京・大阪なら約35度、鹿児島なら約30度、青森なら約40度を見上げる感覚で、北斗七星はその北極星のまわりにあると捉えると探しやすくなります。

スマホのコンパスで北を確認する

観望会でも、ベテランは空を見る前にまず北を確認していました。
初心者ほど当てずっぽうに見回して疲れてしまい、「見つからない」と感じやすいのですが、原因は星そのものより方角のズレであることが少なくありません。
スマホのコンパスで北を決め、北の空を中心に視線を置けば、明るい星の集まりからひしゃくの形へたどり着きやすくなります。
北斗七星は器の4つ星と柄の3つ星でできているので、まとまりとして探すのがコツです。

光害を避けて空が暗い方向を選ぶ

街灯やマンションの光を背にして、できるだけ空が暗い方向を選びましょう。
明るい光が視界に入ると、北斗七星のような明るい星でも背景に埋もれ、形を取りにくくなります。
公園や河川敷のように視界が開けた場所は、空の暗さを確保しやすいのでおすすめです。
北斗七星の7星は市街地でも肉眼で見える明るさですが、暗い方向を選ぶだけで輪郭の見え方がひとつ変わります。

目を暗闇に慣らす(暗順応)と探しやすい

空を見上げた直後は、思った以上に星が少なく見えます。
暗い場所で目が暗闇に慣れる暗順応には5〜10分ほどかかるため、到着してすぐに結論を急がないことが肝心です。
筆者も遠征観測に出ると、現地に着いてまずスマホのライトを消し、数分間あえて何もせず待つのを習慣にしています。
実際、スマホ画面を見ずに待つだけで、さっきまで見えなかった星が急に増えて見えてきます。
北斗七星探しに双眼鏡や望遠鏡は不要で、肉眼だけで十分です。
手ぶらで空を見上げるだけでよく、道具を増やすより目を慣らすほうが先です。

ひしゃくの形を見つける3ステップ

北斗七星は、夜空で見つける星座の中でも形をつかみやすい部類です。
まずは北の空を広く見渡し、点を追うのではなく、ひとまとまりの明るい星の配置として眺めるところから始めると見つけやすくなります。
見つけ方のコツは、器、柄、そして全体の輪郭を順番に押さえることです。

Step1:北の空で明るい星の集まりを探す

最初の目印は、北の空でひときわ明るい星がまとまっている領域です。
北斗七星の星は周囲の星より目に入りやすいので、1個ずつ探すよりも「明るい星の集まり」として視野に入れるほうが早く見つかります。
筆者は初心者に、まず点ではなく空に描いた大きな絵を探すつもりで見るよう伝えていますが、視野を広く取るだけで発見率ははっきり上がりました。
北斗七星は腕を伸ばした手のひら約2つ分、約25〜30度に広がる大きな並びなので、近づいて覗き込むより、少し引いて形を受け止める感覚が向いています。

Step2:台形の『ます(器)』を見つける

明るい星のまとまりが見えたら、その中で4つの星がつくる台形を探します。
ここがひしゃくの水をくむ部分で、北斗七星の中心となる目印です。
4つの星の並びが器に見えてくると、残りの3つをどこに足せばよいかが一気に分かりやすくなります。
台形の中でも、柄の側のアリオトが約1.8等で北斗七星で一番明るい星です。
最初にこの星を見つけてから器の形を組み立てると、見当違いの星列に引っ張られにくくなります。
観望会でも、明るい星を起点に探してもらうと、形の認識が安定しやすいと感じます。

Step3:弓なりの『柄』をたどって完成

器を見つけたら、そこから弓なりに伸びる3つの星をたどります。
これが柄で、器と合わせるとひしゃくの形になります。
全体がフライパンや鍋のように見えたら、ほぼ正解です。
実際の観望会では「フライパンの取っ手の向きはどっちですか」と問いかけると、柄のカーブを意識して全体像をつかむ人が増えました。
形のたとえは思った以上に効きます。
北斗七星は、器だけを見ても、柄だけを追ってもつかみにくいので、両方をつないで一つの輪郭として見てみてください。
見えた瞬間の納得感は大きいでしょう。

季節と時刻で位置が変わる|見つからないときの探し方

北斗七星は、北極星を中心に反時計回りに回っています。
地球の自転による日周運動に、季節で少しずつ見える向きがずれる年周運動が重なるためで、昨夜と同じ場所に見えないのはむしろ自然です。
最初にここを押さえると、探すときの迷いがかなり減ります。

北極星を中心に反時計回りに回る仕組み

北斗七星は北極星のまわりを、空の時計とは逆向きに円を描くように動きます。
約1年と1日でほぼ一周する年周運動に、地球の自転が生む日周運動が重なるので、同じ夜でも開始時と終了時では傾きが変わります。
観望会で最初は水平に近かったひしゃくが、終盤には柄を持ち上げたように傾き、参加者が「本当に動いている」と実感した場面を何度も見てきました。

この動きがあるため、北斗七星は固定された目印ではありません。
見つからない最大の原因は、星が消えたのではなく、見ている時刻と方角がずれていることにあります。
見えないと感じたら、まず「今どこにあるはずか」を季節と時刻で考えるのが近道です。

春・夏・秋・冬それぞれの見える方角

宵の北斗七星は、季節でかなり位置を変えます。
早春は北東の空に現れ、晩春になると真北の高い空へ上がり、夏には北西の空へ移っていきます。
つまり、同じ「北を見る」でも、季節によって首を上げる角度が変わるのです。

本州付近では秋の宵に北の低空へ来るため、建物や山の稜線に隠れて最も見つけにくい時期になります。
秋に見えないからといって異常ではなく、深夜から明け方にかけては高度が上がって見つけやすくなります。
秋の遠征で「北斗七星が見えない」と焦った参加者に、低空の方角と、少し遅い時刻なら上がってくることを説明して安心してもらったことがありました。
季節の見え方を知っているだけで、現場の不安はずいぶん減ります。

季節宵の見える方角見え方の特徴
早春北東の空まだ低めで、探す方向を少し東寄りにずらす
晩春真北の高い空頭上寄りになり、形が追いやすい
北西の空西へ回り込むので、宵はやや左手側を見る
北の低空山や建物に隠れやすく、最も見つけにくい

見つからないときのチェックポイント

探すときは、順番を決めて確認すると迷いません。
まず、向いている方角が本当に北かを見直します。
次に、季節に合った方角を見ているかを確かめ、今の時刻では低すぎないかを考えます。
さらに、2〜3時間ずらして見ると高度が上がる場合があり、光害で暗い星が埋もれていないかも確認するとよいでしょう。

それでも分からないなら、反対側にあるW形のカシオペヤ座からたどる方法があります。
Wのくぼみの向きと北極星の位置関係を手がかりにすれば、北斗七星が隠れていても北の空の地図を作り直せます。
迷ったときほど、別ルートを知っているかどうかが効いてきます。

北斗七星から北極星を見つける|5倍ライン

北斗七星で北極星を探す方法は、星座の中でもっとも実用的で、しかも覚えやすい手順です。
ひしゃくの器の先端にある2つの星、ポインターを見つけたら、その線を器から離れる向きにたどるだけでよく、目印は「5倍」です。
暗い夜空でなくても使えるので、星空に不慣れな場面ほど頼りになります。

ポインター(ドゥーベとメラク)を見つける

北斗七星のひしゃくで最初に見るのは、器の先端に並ぶ2つの星です。
器の柄のつけ根ではなく、反対側の縁にある2星で、これが北極星を指すのでポインターと呼ばれます。
名前もそのまま覚えやすく、ドゥーベとメラクを見分けられれば、探し方の半分は終わったようなものです。
観望会でこの2星を先に示すと、参加者が「どの星を起点にすればいいか」で迷わなくなります。

間隔を5倍に延ばして北極星へ

次は、ドゥーベとメラクの間隔をそのまま使います。
2つの星を結んだ線を、器から離れる方向へ約5倍まで延ばすと、その先にあるのが北極星です。
細かな角度を測る必要はなく、頭の中で「5倍」と覚えるだけで十分なので、実地では驚くほど再現性があります。
筆者が観望会で「5倍を指で測ってみてください」と実演したときも、参加者はその場で北極星を自力で見つけられました。
手順が単純だからこそ、暗い場所でも迷いにくいのです。

北極星はなぜ動かないのか

北極星が目印として強いのは、こぐま座の星で、天の北極のごく近くにあるからです。
空の回転の中心に近い位置にあるため、一晩中ほとんど動かず、他の星が流れて見えても北の方角を落ち着いて示してくれます。
しかも北極星は2等星で、多少の光害がある都市部でも見つけやすい明るさです。
明るすぎず暗すぎず、周囲に目立つ星が少ないので、一度見つけると見失いにくい。
遠征先で方位が分からなくなったときに北斗七星から北極星をたどり、真北を確認した経験があると、その実用性はすぐに実感できます。
北極星が分かると、星を見るだけでなく、向きを知る手がかりにもなるのです。

春の大曲線へ|アークトゥルスとスピカをたどる

北斗七星の柄を空にそのまま延長すると、春の星空をたどる道筋が見えてきます。
ひしゃくの曲線をなぞって最初に行き着くのが、うしかい座の1等星アークトゥルスです。
さらに同じ流れで先へ伸ばすと、おとめ座の1等星スピカに届きます。
この北斗七星からアークトゥルス、スピカへ続く大きな弧が「春の大曲線」で、星座探しを一段広い空へつなげてくれる王道の案内役です。

柄のカーブを延ばしてアークトゥルスへ

北斗七星のもう一つの道しるべは、ひしゃくの柄の弓なりのカーブです。
柄の先を指で空に沿わせ、そのまま延長していくと、視線はうしかい座の1等星アークトゥルスへ向かいます。
星を点で覚えるのではなく、形の流れとして読むのがコツで、北斗七星を見つけたあとに次の目標を決めやすくなるのが利点です。
筆者は春の観望会で必ずこの導線を案内しますが、参加者が北斗七星から指でカーブをなぞってアークトゥルスまで届いた瞬間、会場がぱっと明るくなるのを何度も見てきました。

アークトゥルスは春の夜空でひときわ目立つオレンジがかった明るい星です。
1等星らしい存在感があり、見つけたあとに「ここが基準点だ」と体で覚えやすいのも強みでしょう。
北斗七星の形だけで終わらず、ひしゃくの柄をたどって別の星座へつなぐことで、空の中に見取り図が増えていく感覚が生まれます。
初心者にとっては、この「次の星がどこにあるか」を一本の線で理解できることが、観察の自信につながります。

さらに延ばしてスピカへ

アークトゥルスで止めず、同じカーブをもう少し先へ延ばすと、おとめ座の1等星スピカに届きます。
ここで面白いのは、北斗七星から始まった一本の手がかりが、二つ目の1等星に自然につながることです。
星座を個別に暗記するのではなく、明るい星どうしの連なりとしてたどれるので、春の夜空全体がひとつの地図のように見えてきます。
北斗七星→アークトゥルス→スピカと続く並びを「春の大曲線」と呼ぶのは、その見え方がとても筋道立っているからです。

このルートを覚えると、空の広い範囲に視線を運ぶ練習にもなります。
ひとつの星を見つけたら、そこを起点に次の星へ移る。
たったそれだけで、星座の輪郭が点から線へ、線から面へと変わっていくのです。
春の観望会でこの説明をすると、最初は北斗七星だけを見ていた人が、少しずつ空の奥まで目を走らせるようになります。
星空観察の楽しさは、見つけた星の数よりも、星どうしのつながりを自分の目でたどれるかにあるのではないでしょうか。

色の違いを見比べてみる

春の大曲線の締めくくりは、アークトゥルスとスピカを並べて見ることです。
アークトゥルスはオレンジがかった色合い、スピカは白く輝く星で、肉眼でも違いがわかります。
筆者の観望会でも、この2つを続けて見せると初心者が思わず声を上げることが多く、星の色を手がかりに見分ける面白さに目覚めた、という感想がよく返ってきました。
明るさだけでなく色まで見えると、同じ1等星でも印象がまったく変わります。

星の色の違いは、そのまま表面温度の違いとして受け取れます。
オレンジ系のアークトゥルスと白いスピカを見比べると、空の中で星がそれぞれ異なる性質を持つ天体だと実感しやすいものです。
春の大曲線は、単に道しるべを増やすための仕組みではありません。
星の並びをたどる楽しさに加えて、色や性質の違いまで感じ取れるようにしてくれる、観察の入口としてとてもおすすめです。
星座探しに慣れてきたら、ぜひこの二つの星を見比べてみてください。

7つの星を一つずつ知る|名前と豆知識

7つの星の名前を覚えると、ひしゃく形の星座はただの見つけやすい目印ではなくなります。
柄の先からアルカイド、ミザール、アリオト、メグレズ、フェクダ、メラク、ドゥーベと並ぶ固有名をたどるだけで、夜空との距離がぐっと縮まるからです。
しかもその並びの中には、肉眼で挑戦したくなる二重星や、5万年後には姿が変わるという時間のスケールまで隠れています。

柄の先から器まで7星の名前

柄の先から器へ向かって、アルカイド、ミザール、アリオト、メグレズ、フェクダ、メラク、ドゥーベの順に呼べるようになると、見上げた瞬間に星座全体が立体的に見えてきます。
名前が付いていると、ただの「ひしゃくの形」では終わりません。
ひとつひとつを覚える行為そのものが観察の入口になり、次に見つけた夜には「今日はどの星まで分かるか」と確かめたくなるはずです。
見つけるたびに同じ形でも少しずつ違って見えるのが、この並びの面白さでしょう。

ミザールとアルコル:肉眼でわかる二重星

柄の端から2番目のミザールは約2等級で、そのすぐ近くに暗いアルコルが寄り添っています。
肉眼で2つに分けて見えれば視力が良い目安とされ、古くから視力チェックに使われてきました。
実際の観望会でも、ここは盛り上がりどころです。
筆者は毎回この分離に挑戦してもらいますが、「見えた!」と声を上げる人と、「見えない…」と首をかしげる人に分かれ、同じ空を見ていても見え方が違うことがその場で伝わります。

離角は約12分角で、満月の見かけの直径の約半分弱です。
晴れて空が暗い夜なら、双眼鏡を出す前にまず肉眼で試してみてください。
うまく分かれた瞬間の感覚は、ただ星を数えるのとは別の楽しさがあります。
おすすめです。

5万年後にひしゃくの形は変わる

7つの星は同じ平面に並んでいるわけではなく、地球からの距離もメラク約79光年、ドゥーベ約123光年のようにばらばらです。
つまり、いま目にしているひしゃく形は、たまたまこの時代に地球から見るとそう見えているだけの姿になります。
見かけはそろっていても、奥行きの違う場所に星が散らばっていると知ると、星座が一枚の絵ではなく、空間に浮かぶ集合だとわかります。

さらに各星は少しずつ別方向へ動いているため、約5万年後にはこの形も崩れてしまいます。
観望会でその話をすると、参加者が一様に夜空を見上げ直すのが印象的です。
今の形は今だけの姿。
だからこそ、今夜見上げるひしゃくには記録ではなく体験の重みが宿るのです。
こういう時間のスケールを知ると、星を見る行為はぐっとロマンチックになります。
しましょう。
してみてください。

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宮沢 拓海

元プラネタリウムスタッフ。年間60夜以上の観測遠征を続けるフリー天文ライター。星空案内人の資格を持ち、全国の観測スポットと季節の星空ガイドを得意とします。

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