宮沢 拓海
天文ライター
元プラネタリウムスタッフ。年間60夜以上の観測遠征を続けるフリー天文ライター。星空案内人の資格を持ち、全国の観測スポットと季節の星空ガイドを得意とします。
元プラネタリウム施設スタッフ。星空案内人(星のソムリエ)資格保有。初心者向け観望会の企画・運営も実施。
宮沢 拓海の記事 (9)
星空観察の持ち物と服装|赤いライト・防寒・椅子
星空観察の持ち物と服装|赤いライト・防寒・椅子
星空観察の持ち物は、あると便利な道具を並べる話ではなく、途中で帰りたくなる原因を先に潰す話である。プラネタリウム勤務時代に観望会で30分ほどで帰る人を何度も見てきたが、理由は星に飽きたからではなく、寒さと首の疲れ、そして手元の暗さだった。
アステリズムとは|星の並び一覧と大三角の探し方
アステリズムとは|星の並び一覧と大三角の探し方
アステリズムは、星座とは別に天球上の星々を結んで見つけやすくした星の並びで、近代88星座がIAUの公認区分であるのに対し、南十字星と北斗七星を除けば非公認の存在です。
天文薄明とは|星が見える時間と3つの薄明の違い
天文薄明とは|星が見える時間と3つの薄明の違い
薄明は、日没後や日の出前に太陽が地平線の下に沈んでいても、上層大気が光を散乱させるために空がまだ明るく見える時間帯である。太陽の伏角という暗さのものさしで市民薄明・航海薄明・天文薄明の3段階に分かれ、星空観測の本番は天文薄明が終わってから始まる。
さそり座の見つけ方|アンタレスとS字の尾で探す夏の南天
さそり座の見つけ方|アンタレスとS字の尾で探す夏の南天
さそり座は、夏の南天でまず赤い1等星アンタレスを見つけ、そこから線をつないで形をたどる星座です。観望会で南の低空を指さして「あの赤いのがサソリの心臓ですよ」と伝えると、参加者の視線が一斉に同じ一点へ集まり、そこからS字の釣り針のような胴体がすっと浮かび上がります。
日本でオーロラは見える?条件と狙うタイミング
日本でオーロラは見える?条件と狙うタイミング
日本で見えるオーロラは、北の空にうっすら現れる低緯度オーロラであり、主な舞台は北海道です。肉眼では「気のせいか」と迷う薄さでも、カメラには赤い光がはっきり残り、北海道では2024年だけで8回前後の観測が重なりました。
しし座の見つけ方 春の大曲線とレグルス
しし座の見つけ方 春の大曲線とレグルス
しし座は、春の夜空で北斗七星を起点にたどると見つけやすい黄道十二星座で、4〜5月には夜9時ごろ南の空高くにのぼる星座である。プラネタリウム勤務時代から観望会まで、北斗七星までは分かるのにその先で迷う人を毎春のように見てきたので、まずは誰でも知っている北斗七星から春の大曲線を引き、
カシオペヤ座の見つけ方とW字から北極星を探す方法
カシオペヤ座の見つけ方とW字から北極星を探す方法
カシオペヤ座は、北の空に5つの星がWの形に並ぶ星座で、2等星3個と3等星2個を含むため、都市近郊の空でも輪郭をたどりやすい星座です。北極星のすぐ近くにあるので、北の方角を知る道しるべとして最初に覚えておきたい存在だといえます。
夏の星座一覧と見つけ方|大三角からたどる夜空
夏の星座一覧と見つけ方|大三角からたどる夜空
夏の夜空は、こと座のベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブで形づくられる夏の大三角を起点に読むと、ぐっと見通しがよくなる。6〜8月の21時頃に頭上付近へ立ち上がるこの三角は、夏の星座案内の入口であり、織姫星と彦星を結ぶ天の川の位置関係まで自然に見えてくる。
人工衛星の見つけ方|スターリンクを肉眼で見る方法
人工衛星の見つけ方|スターリンクを肉眼で見る方法
人工衛星は、地球の影に入る深夜ではなく、日没後40分〜2時間の夕方と日出前2時間〜40分の明け方に肉眼で見つかる天体である。地上が暗くても数百km上空には太陽光が届き、その反射で光るため、スマホと肉眼だけでも観測できる。