星雲・銀河上級者向け

M63(ひまわり銀河)完全ガイド — りょうけん座の渦巻銀河

更新: editorial

概要

天体望遠鏡で観測できる星雲と銀河の壮大な景色。

ひまわり銀河(M63)は、りょうけん座に位置する渦巻銀河です、カタログ番号はNGC 5055。
見かけの等級は8.6等で、地球からの距離は約37万光年です。
春の夜空で観測条件が良くなる上級者向けの天体です。

渦巻銀河は、中心のバルジとそこから伸びる渦状腕を持つ銀河です。渦状腕には若い星や星間ガスが豊富で、活発な星形成が行われています。

基本データ

項目データ
メシエ番号M63
カタログ番号NGC 5055
天体種類渦巻銀河
星座りょうけん座
見かけの等級8.6
距離約37万光年
ベストシーズン
難易度上級者向け
必要機材小型望遠鏡

物理的特徴

この銀河は地球から約37万光年の距離にあり、見かけの等級は8.6です。

宇宙には数千億個の銀河があると考えられていますが、メシエカタログに含まれる銀河は比較的明るく、アマチュア天文家の望遠鏡でも観測できる代表的な天体です。

観測ガイド

見つけ方

ひまわり銀河(M63)はりょうけん座の領域にあります。
春の20時〜22時頃に南中し、観測しやすい位置に来ます。
まずりょうけん座の主な星を目印にして、星図やアプリで正確な位置を確認しましょう。

観測のコツ

銀河の観測には暗い空と口径の大きな望遠鏡が有利です。低倍率で広い視野を確保し、じっくり眼を慣らして(暗順応)から観測するのがコツです。

推奨機材

この天体の観測には小型望遠鏡を使用します。暗い空と口径80mm以上の望遠鏡での観測をおすすめします。

天体撮影のヒント

ひまわり銀河(M63)は天体写真の人気対象です。
赤道儀での追尾撮影が基本で、ISO感度を上げて長時間露光(30秒〜数分)を行うと、肉眼では見えない詳細な構造が浮かび上がります。
複数枚の画像をスタッキング(加算合成)することで、ノイズを抑えた美しい画像が得られます。

まとめ

M63はりょうけん座で観測できる渦巻銀河で、上級者向けの天体です。
観測にはやや大きめの望遠鏡が必要ですが、見応えのある天体です。
春の夜空でぜひ挑戦してみてください。

スペック

天体種別渦巻銀河
メシエ番号63
等級8.6
所属星座CVn
観測適期spring
難易度advanced

関連記事

星雲・銀河

天の川の探し方|見える時期・方角・条件

星雲・銀河

天の川の探し方|見える時期・方角・条件

天の川は、私たちが住む天の川銀河の円盤を内側から見た白い帯であり、直径約10万光年、恒星数は約2000〜4000億個に及ぶ。太陽系は銀河中心から約2万5800光年離れたオリオン腕にあるため、視線の先で無数の恒星が重なって見えるのである。

星雲・銀河

北アメリカ星雲(NGC7000)の見つけ方と観測のコツ

星雲・銀河

北アメリカ星雲(NGC7000)の見つけ方と観測のコツ

北アメリカ星雲(NGC7000)は、はくちょう座のデネブから約3度東に広がる巨大な散光星雲で、1890年代にマックス・ウォルフが長時間露光写真から北アメリカ大陸に似る形を見いだして名付けた天体です。

星雲・銀河

M13球状星団の見つけ方と観測のコツ

星雲・銀河

M13球状星団の見つけ方と観測のコツ

M13はヘルクレス座にある球状星団で、別名NGC 6205、視等級は約5.8等、見かけの大きさは約20分角に達します。約22200〜25000光年先で数十万個もの恒星が球状に密集するこの天体は、北半球から見える最大級かつ最も美しい球状星団として知られています。

星雲・銀河

馬頭星雲(B33)の見つけ方と観測のコツ

星雲・銀河

馬頭星雲(B33)の見つけ方と観測のコツ

馬頭星雲(Barnard 33)は、オリオン座の三つ星の東端アルニタク(ζ Orionis)のすぐ南にある暗黒星雲で、それ自体は光を放たず、背後の散光星雲IC434の淡い赤い光に浮かぶ黒いシルエットとして見える天体です。