星野 千紗

天体写真家・ライター

元カメラメーカーマーケティング部門出身の天体写真家・ライター。惑星撮影を年間100夜以上追いかけ、撮影テクニックから宇宙の科学まで幅広くカバーします。

天体撮影太陽系コラム

元デジタルカメラメーカー勤務。天文雑誌への寄稿経験あり。惑星撮影を中心に年間100夜以上撮影。

星野 千紗の記事 (12)

コラム

星空観測の習慣化|週1ルーティンと記録術

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星空観測の習慣化|週1ルーティンと記録術

星空観測は、特別な機材をそろえる前に、まず週1回の固定枠に候補日を添えるところから回り始めます。筆者も満月の夜に淡い星雲を狙って空振りし、月齢と薄明を甘く見ると計画そのものが崩れると身にしみて知ってから、この運用に変えて続けられるようになりました。

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天体観測初心者の失敗と対処法|導入〜収納

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天体観測初心者の失敗と対処法|導入〜収納

天体観測の失敗は、才能よりも順番で決まることが多いです。筆者が初心者向け観望会で何度も見てきた典型例の一つは、暗くなってから望遠鏡を組み始めて導入で迷子になるケースです。もう一つは、満月の夜に淡い星雲を探して「写真と違う」と肩を落とすケースでした。

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天体観測を続けるコツ|今週からの5つの習慣

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天体観測を続けるコツ|今週からの5つの習慣

星空が続かないのは、気合いが足りないからではありません。月明かりや天気、光害に左右される趣味だからこそ、必要なのは頑張りではなく「続けられる形」に組み直すことです。この記事は、天体観測を始めたばかりで、何を見ればいいのか迷い、数回で止まってしまった人に向けて書いています。

太陽系

木星・土星の見頃と見え方 2025-2026

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木星・土星の見頃と見え方 2025-2026

夜空でまず出会ってほしい惑星があるとしたら、筆者は木星と土星を挙げます。2025〜2026年は、木星が12月〜5月にひときわ明るく、土星は9月〜1月に観測の中心になりますが、土星の環はこの時期ならではの細い姿になります。

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天体観測マナー入門:暗さ・音・安全の5原則

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天体観測マナー入門:暗さ・音・安全の5原則

郊外の駐車場で機材を広げていた夜、近くの車の室内灯がふっと点いた瞬間、それまで見えていた淡い星が一気に空から消えました。天体観測のトラブルは特別な知識不足より、まず光・音・安全の基本を外したときに起こるのだと、そのとき身をもって知ったのです。

太陽系

火星接近の観測・撮影:色と視直径、設定の実践

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火星接近の観測・撮影:色と視直径、設定の実践

冬の宵、南東の空で赤橙色の点がふっと目に留まり、双眼鏡を向けた瞬間に「やはり火星だ」と色の確信が深まることがあります。火星接近の見どころは、ただ最接近日を待つことではなく、明るさと赤み、そして望遠鏡で見える視直径の変化をどう受け取るかにあります。

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天文台と自宅観測の選び方|目的別チェックリスト

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天文台と自宅観測の選び方|目的別チェックリスト

星空を見たいと思ったとき、公開天文台へ行くべきか、自宅で始めるべきかで迷う方は多いはずです。筆者は観望会で50cm級の望遠鏡越しに木星の縞と土星の環を初めて見た瞬間の衝撃を今も覚えていますし、その後に自宅ベランダで月を短時間でも繰り返し追ううち、続けることで見えるものが増えていく手応えも掴みました。

天体撮影

惑星撮影の基本:スマホ・一眼・望遠鏡の始め方

天体撮影

惑星撮影の基本:スマホ・一眼・望遠鏡の始め方

毎シーズン、筆者は木星と土星を追いかけています。最初はスマホで明るい点を記録するところから始まり、やがて一眼で星景に入れ、今は望遠鏡と惑星カメラで環や縞を拾うようになりましたが、惑星撮影は「スマホで記録」「一眼で星景」「望遠鏡+動画で模様」の3つに分けた瞬間、準備する機材も手順もすっと整理できました。

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観測記録の付け方|ログ・撮影・SNSを3層で整理

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観測記録の付け方|ログ・撮影・SNSを3層で整理

星空の記録は、感動を残すためだけのものではありません。観測ログと撮影メタデータ、そしてSNS共有をひと続きで設計すると、その夜の空の状態も、撮影の再現条件も、公開時の安全確認も、ひとつの流れとして回り始めます。

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星座の神話と科学の使い分け:今夜の観測に活かす

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星座の神話と科学の使い分け:今夜の観測に活かす

星座の話を聞くとき、神話は覚えるためのフックになり、科学は空を読み解くための地図になります。筆者自身、最初は北斗七星を“おたま”として覚えたことで夜空の入り口が一気に開けましたし、星座早見盤の向きを自分の体の向きに合わせた瞬間、紙の上の配置と本物の空がぴたりと重なって、星が「見つかる」感覚が生まれました。

太陽系

天王星・海王星の見つけ方と倍率

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天王星・海王星の見つけ方と倍率

郊外の河川敷で10x50双眼鏡を三脚に載せ、星図アプリの視野円を空の星並びに重ねながら、天王星をようやく“点”として拾えた夜がありました。翌週に同じ星野を見直すと、背景の恒星に対してわずかに位置を変えていて、「あれは本当に惑星だった」と腑に落ちた瞬間を今もよく覚えています。

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星雲の種類と見分け方|散光・惑星状・暗黒の違い

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星雲の種類と見分け方|散光・惑星状・暗黒の違い

星雲は大きく、散光星雲(輝線星雲・反射星雲)、惑星状星雲、暗黒星雲の3種類に分けられます。見分ける鍵は、「何が光っているのか」「どんな広がりや形に見えるのか」「中心星や背景の星とどう関係しているか」の3点です。