美ヶ原高原 — 標高2000mの天空の台地で究極の星空体験
概要
美ヶ原高原は長野県のほぼ中央、標高約2000mに広がる日本最大級の溶岩台地です。北アルプス、南アルプス、八ヶ岳、富士山を一望する360度の大パノラマに加え、国内で最も暗い夜空の一つを持つ天体観測の聖地です。
観測環境
標高2000mという高さは、平地と比べて大気の厚さが約20%薄くなることを意味します。その分だけ空気中の水蒸気や塵が少なく、星の光がよりシャープに届きます。また、周囲の山々より高い台地上にあるため、市街地の光害がほぼ完全に遮断されます。
条件の良い夜にはボートルスケールでクラス1を達成し、天の川の暗黒帯や散光星雲の淡い光まで肉眼で捉えることができます。冬のオリオン座大星雲が肉眼で面積を持って見えるのは、このクラスの暗さがあってこそです。
おすすめの観測ポイント
道の駅「美ヶ原高原」の駐車場は広く、設備も整っているため最もアクセスしやすい観測ポイントです。ただし駐車場の照明があるため、少し離れた場所で観測する方がベターです。
王ヶ頭ホテルに宿泊すれば、ホテルの屋上テラスや周辺の牧場から邪魔な光のない環境で観測できます。
アクセスと注意事項
ビーナスラインを経由してアクセスします。長野自動車道の岡谷ICから約60分、松本ICから約70分。ビーナスラインは4月下旬から11月下旬まで通行可能で、冬季は閉鎖されます。
標高2000mのため天候の変化が激しく、晴れていても急に霧に覆われることがあります。また夏でも夜間は5度以下になるため、真冬並みの防寒着が必要です。高山病の症状が出ることは稀ですが、急な行動は避けてください。
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